カミーノを歩く巡礼者のほとんどが、ホタテ貝をもって歩いています。なんでホタテ貝!?となると思いますが、これがカミーノのシンボルとなっていて、とりあえずみんなバックパックなどに付けているんです。
今回は、巡礼者にも意外と知られていない、カミーノ巡礼とホタテ貝の謎について紹介します。
ホタテ貝で托鉢していた説
托鉢とは、修行僧が鉢(はち)を持って生活に必要な食糧などを人々から施してもらうことですが、昔のカミーノ巡礼では同じことがされていたそうです。
そして、その時に使っていたのが貝殻だったということから、ホタテ貝がシンボルとなっている説があります。
聖ヤコブ漁師説
聖ヤコブがもともと漁師であったことから、ホタテ貝が彼の象徴になったという説です。
聖ヤコブの船に付着していた説
聖ヤコブの遺骸は、エルサレムから流れ着いたといわれていますが、その船底に貝殻がたくさん付着していたからだという説があります。
まとめ
いろいろな説がありますが、これでカミーノ巡礼とホタテ貝の謎が解けたのではないでしょうか。
ホタテ貝は巡礼路であれば商店で2ユーロほどで手に入るので、バックパックに付けてみると一丁前の巡礼者になれた気がします!